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障害のある人も、ない人も、「生きがい」を持って生活できる地域を目指して日々活動しています。 障害があっても社会貢献できることを、発信するブログです。
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障害者雇用に再チャレンジ   ~丸喜食品株式会社
2015-06-02 (火) | 編集 |
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丸喜食品株式会社は、霊峰富士の恵みである天然地下水を利用し、「豆腐」「油揚げ」「いなり」の製造、販売を行っている従業員100名の会社です。富士市水戸島で開業したのは大正3年。今年はちょうど、創業100周年にあたるそうです。こちらの会社では現在3名の障害のある方が雇用されています。
障害者雇用についての想いを、社長である佐野様にお聞きしました。

【障害者雇用のきっかけ】
丸喜食品株式会社では、以前、障害のある方を雇用したことがありましたが、なかなか上手くいかなかったということもあり、その後しばらくは障害のある方の雇用を躊躇していました。ところが、ある日お付き合いのある企業の方から、「障害のある方でも問題なく一人で仕事ができている」という話を聞いたことがきっかけとなり、“もう一度トライしてみよう”と思いたったそうです。佐野社長は当時を振り返り、こうお話されています。
「初めて障害のある方を受け入れた当時は、障害者の施設が整備されておらず、企業に対してのサポートもなかったので、障害特性や対処法がよくわかりませんでした。時がたって、障害のある方を取り巻く環境や企業へのサポート体制が整ったことで、障害者雇用に取り組みやすくなりました。」

【障害者雇用への取り組み】
私どもパワーアップ事業部は、工場を見学させていただき、いろいろなお仕事の説明を受けました。作業現場を見させていただくことは、お仕事に合った方を探す上でとても役に立つからです。その後、工場見学で得た情報をもとに、障害者就業・生活支援センターチャレンジと連携しながら候補者を探していたところ、一人の男性に出逢いました。富士宮市の就労移行支援事業所で一般就労を目指して訓練していた精神障害のAさんです。
 まずはAさんの就労意思を確認し、面接を受けていただきました。Aさんとの意思疎通がスムーズに行われるよう、佐野社長には事前にAさんに関する情報をお伝えしました。佐野社長は、障害のあるなしにかかわらず、その人と仕事が合っているかは、やってみないとわからない部分もあると考え、その見極めをするために実習受け入れを決めたそうです。

【実習受け入れから雇用まで】
実習の受け入れに際し、佐野社長はまず現場の責任者やAさんに関わる人に、Aさんの障害特性を伝えたそうです。そうすることで、周囲からのサポートが得やすくなると考えたからです。
実習中のAさんが従事する作業は、判断の伴わない簡単な軽作業から始まり、より難しい仕事へと徐々にレベルアップしていきました。そして順調に5日間の実習を終え、3ヶ月のトライアル雇用を経て正式採用されました。今では、自然なかたちで周囲に溶け込み、従業員の一員としてその仕事ぶりを認められているそうです。

【更なる実習の受け入れ】
Aさんを雇用したあと、丸喜食品株式会社では何件かの実習の受け入れを行いました。ハローワーク主催の就職面接会にも参加し、最終的には2名の方を雇用しました。そのうちの一人である知的障害の女性Bさん(仮称)について、佐野社長は、「作業に慣れるのに時間はかかるものの、気持ちが安定していて、会社を休むことはないですね。」と、安定した出勤を評価して下さっていました。Bさんの作業スピードはまだゆっくりではありますが、毎日同じ作業を行うことによって、少しずつスピードアップできるのではないかと期待しています。今後のBさんの成長が楽しみです。

【支援機関に望むこと】
障害者雇用は就職したら終わりではありません。就労を継続することが大切です。そのためには、支援機関が連携して、本人や事業所をサポートしていくことが重要です。佐野社長からも、“精神障害の方には波があるので、状態が悪くなった時の対処法を教えて欲しい”という要望や“問題がおきるのを未然に防ぐために、障害に関する知識が豊富な支援機関にアドバイスをいただきたいので、定期的なフォローをお願いしたい”とのお話がありました。私たち支援機関にとっても、今後考えていかなくてはならない重要なことだと思います。

【今後について】
佐野社長は、就職面接会への参加について、「通勤の面などで条件が折り合わなかった人もいますが、いろいろな経歴の人と会うことができたので、今後も参加していきたいです。」と話し、更なる障害者雇用に意欲を見せておられました。丸喜食品株式会社のように、広く門戸をあけて就労先を提供してくださる事業所があるということは、障害のある方にとって、とても嬉しいことですね。
最後になりましたが、このたび、創業100周年の節目に佐野社長に直接お話を伺う事ができたことを、深く感謝いたします。佐野社長、同席して下さった三上様、御協力本当にありがとうございました。

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